キャリアガイダンス
大前提として、今日のガイダンスをした人とは一切関係ないことを先に伝えておく。
最近のニュースや企業担当者との会話の中で感じたことだ。
「売り手市場」という言葉に安心していないか・・
バブル崩壊前のそれとは違う気がしている。
企業もかつての教訓を活かして、人手不足とは言え、誰でも採るということはしていない。
むしろ慎重に吟味していると思う。
就職活動にしても転職活動にしても、よく耳にするし言うのが「自己PR」だ。
自己PRに集中し過ぎて、「企業側の視点」を置き去りにしている人が多い気がする。
世の中は、すべてが需要と供給のバランスで成り立っている。
いくら良い商品を作っても、それを欲しい人がいなければ売れないのと同じだ。
例で言えば、全く英語を使う場面がない会社に対して、自分の英語力の高さをアピールするようなものだ。
常に、「企業が何を求めているか」を意識してお仕事を探すことが必要だと思う。
企業が求めていることって、どうやって知るの?という方には、ヒントを伝えたい。
・募集背景を読み解く(事業拡大、新規事業立ち上げ、欠員補充等々)
・求人票に出てくる「キーワード」を読み解く
(何度も出てくるワード:分析力、チャレンジ精神等々)
・採用ページから会社の社風や社員の傾向を読み解く
・上場していればIR資料の投資家向けの内容を読み解く
(企業の中長期戦略、力を入れていく分野等々)
OGやOBに会って聞くのも一つ。方法はたくさんある。
それを自分の意志でやるかどうかだけだと思う。
でも、自分のキャリアについて急に考えろと言われても困ってしまう人達がいるのも事実で、そんな人達のために、我々キャリアコンサルタント がいるのだと思う。